就労継続支援A型を利用する際の流れを紹介します。
前提として、まずは主治医としっかり相談することが大切です。必ず主治医の許可が出てから事業所が出している求人を探し、応募しましょう。求人の探し方や面接などの選考については、ここでは省略させて頂きますが、基本的には一般的なアルバイトなど応募の流れ(履歴書や面接など)と変わりはありません。求人はネットで調べたり、ハローワークや市区町村の障害福祉窓口などで紹介してもらうことができます。応募前に見学や体験をさせてもらうこともできるところも多いので、無理せず通えそうな事業所を探してみましょう。応募した事業所から採用の内定をもらえた場合は手続きに入ります。この手続きが、アルバイト等とは大きく異なるので注意が必要です。
- 市区町村の窓口で就労継続支援A型の利用申請を行う
- 生活状況などの聞き取り調査を受ける
- サービス等利用計画書を作成し、提出する
- 受給者証(障害福祉サービス等利用受給者証)を発行してもらう
- 事業所と雇用契約を結び、勤務開始する
まずは、お住まいの市区町村の障害福祉窓口で「就労継続支援A型」の福祉サービスを利用したい旨を伝え、サービス利用の申込みをおこないます。
利用申請を行うと、担当者から現状の確認や聞き取りなどがあります。どのような支援が適切・必要なのかを調査し、サービス内容を検討することになります。
障害福祉サービスを利用するためには、障害の程度なども踏まえた上で「サービス等利用計画書」を作成し、提出する必要があります。
サービス等利用計画書とは、障害福祉サービスを利用するにあたって、どのような援助を希望するのか?解決すべき課題は何か?そのために必要な援助方針や支援計画はどうするか?などをまとめた計画書です。
この計画書は、家族・自分で作成することもできますが、難しい場合は、特定相談支援事業者に作成を依頼する事もできます。
必要書類を全て提出し、市区町村より無事支給が決定すると「障害福祉サービス等利用者受給者証」が交付されます。
この受給者証は、就労継続支援A型に限らず、さまざまな障害福祉サービスを利用する際に必要な証明書となっています。
受給者証が交付されると、内定をもらっていた事業所と雇用契約を結び、働くことができるようになります。
手続きを始めてから働き始めるまで、およそ1ヶ月程度はみておくのが無難です。
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